音楽をアニメーション映像で表現したDisneyの名作「FANTASIA」
クラシック音楽とディズニー・アニメーション、奇跡の融合「FANTASIA」
ウォルト・ディズニーが世に贈った映画の中でも、傑作として語り継がれアカデミー賞を受賞した長編アニメーション映画をご存知でしょうか。
そう、「FANTASIA 」です!!
実は、今年2020年は公開80周年にあたるアニバーサリーイヤーなのです。
ということで、本日は、「FANTASIA 」の魅力とフィギュアをご紹介いたします。
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ制作1940年11月13日公開の世界初のステレオ音声映画になります。日本での公開は戦後の1955年9月23日でした。
ウォルト自身が芸術性の高い映画を作りたい願望があり、クラッシック名曲の8曲に短編アニメーションを合わせた作品です。実はこの「FANTASIA」は一部を除き、セリフがありません!
コンサートホールに来たかのように、各章ごとに名だたるクラッシックの名曲と鮮やかな色彩、ダイナミックな描写そして魔法使いのミッキーの姿が皆さんの心を魅了します。
貴重なディズニー・アニメーションのセル画
ファンタジアで最も有名な「魔法使いの弟子」のシーンミッキーがホウキを操る場面は皆様どこかでご覧になっているでしょう。とても知名度の高い場面です。
この映画からミッキーは白目が入った事もあって、ミッキーにとってもターニングポイントになった作品です。
それでは名曲に沿って「FANTASIA」のストーリーをお伝えします。
★トッカ―タとフーガ二短調 ヨハンセバスチャン・バッハ作曲
フィラデルフィア管弦楽団の演奏が指揮者:レオポルト・ストコスキーがシルエットで登場します。
そして稲妻や雨、風を模したバイオリンの弓と弦が描き出され、色の照明と演奏者のシルエット、人物が出ない音楽をアニメーションで視覚的に表現しています。
★組曲/クルミ割り イリイチ・チャイコフスキー
バレエの組曲にのって自然界の花やきのこそして森の中のあらゆる植物が美しく楽しげに踊り出します。
この作品では楽曲の世界観を大地の幻想的映像美で描かれています。
「金平糖の踊り」「中国の踊り」「葦苗の踊り」「アラビアの踊り」「ロシアの踊り」そしてフィナーレが「花のワルツ」の短編アニメーション6本で構成されています。自然界の活き活きした描写は見たものを美しい映像に引き込んでいきます。
2012年に生産終了し、今では入手困難なWDCCのフィギュア
★魔法使いの弟子:ポール・デュカ
「FANTASIA 」誕生のきっかけになった作品で、ポール・デュカの曲を映像化しています。
魔法使いになりたいミッキーは師匠イェンシッドの魔法の帽子を拝借し、ほうきに魔法をかけ、自分の仕事の水汲みをさせます。
そしてミッキーは居眠りをしてしまいます。夢の世界で指揮者になり、光と音のハーモニーを奏でます。
夢から覚めたミッキーは、水が溢れたお部屋を見て大変!ほうきそして師匠の楽しい展開が繰り広げられます。
素晴らしい音と映像の融合が魅力です。
ちなみに…師匠イェン・シッドを英語でYen・Sidと書かれますが、逆さから書くとDisneyになるのです!
本作は、ウォルト・ディズニーの深い思いが感じられる作品です。
大人気!魔法使い姿のミッキーのフィギュア by ディズニートラディション
FANTASIAと言ったらこのSorcerer Mickeyではないでしょうか?
魔法使いの弟子となったMickeyが黄金に輝く魔法の杖を持ち、師匠イェンシッドから拝借したソーサラーハットをかぶった名シーンのミニフィギュアになります。
DisneyTraditionsは木で原型を彫り、合成樹脂で型を取った後、色付けは全てハンドペイント行われています。
手作り感溢れたMickeyの愛らしい表情は見る者の心を癒してくれるでしょう。
そしてJim・Shore氏のシンボルマークでもある模様がソーサラーハット、ローブに描かれています。
そんな可愛らしく癒されるSorcerer Mickeyをお部屋に飾ってみませんか?
ディズニーショーケースの「FANTASIA」公開80周年記念フィギュア
こちらは「FANTASIA」公開80周年記念作品です。
ディズニートラディションのSorcerer Mickeyより、少しドレスアップした印象でしょうか?
とんがり帽子とマントの内側にデザインされた星たちが幻想的で、魔法使いの弟子の世界観にピッタリです。
色んなブランドのSorcerer Mickeyを並べていただくのも素敵ですね!
★春の祭典:イーゴリ・ストラヴィンスキー
タイトルからは想像できない、複雑なリズムと力強い不協和音が響くストラヴィンスキーのバレエ音楽で壮大な宇宙の物語をストーリー仕立て進んでいく「春の祭典」
地球や生命が誕生をイメージさせるアニメーションで、銀河のシーンに始まり、火山活動の躍動感、恐竜同士の戦いを壮大な演奏を大きなスケールで描いています。
★交響曲第6番田園:ベートーベン
「田園」はベートーベンの故郷の風景を曲に表したものですが、ディズニーの世界ではこの曲に神話の世界を表現しています。
ゆっくりと時が流れるような牧歌的な調べにのって、古代ギリシャの森や草原が広がり、個性豊かな架空の生き物ペガサスやユニコーン達が優雅に羽ばたきます。キャラクターはみな繊細な曲線を生かしたアールデコの手法で描かれた素晴らしい映像です。
「FANTASIA」のキャラクターがいっぱい!ディズニートラディションから、待望の新作フィギュアが登場
こちらの商品はDisneyTraditionsの新作になります。
ファンタジアのメインキャラクターSorcerer Mickeyをはじめ、ケンタロウスやユニコーン達がクラシカルに描かれています。
そして高さは47㎝と存在感のある作品ですが、波をイメージした透明感のあるブルーがとても綺麗で見た方誰もが絶賛する作品になります。
★時の踊り:アミルカレ・ポンキェルリ
「時の踊り」はオペラのバレエシーンの音楽ですが、ディズニーファンタジアの世界ではカバの「ヒヤシンス・ヒッポ」やダチョウの「ミラ・ユパノーバ」、ワニの「ペン・アリゲーター」が1日の時間の流れを表現して踊るユーモラスな物語です。
朝はダチョウ、正午はカバそして夜はワニとキャラクター達のユニークな衣装も魅力の一つになります。
バレエ音楽の踊るというイメージがDisneyのアニメーションで生かされた映画です。
「FANTASIA」75周年記念作品 by ディズニーブリット
こちらはブラジル出身のポップアーティストロメロ・ブリット氏が手掛けるDisneyとのコラボレーションブランドDisneyBrittoの作品になります。
ポップな色や柄を組み合わせたインパクトのあるデザインで、カバのヒッポがチュチュを付け、ヤングペガサスそして生き生きとしたソーサラーミッキーまで揃った完璧な作品になります。
ディズニートラディションのミニフィギュアシリーズから、キュートなヤングペガサスをどうぞ♪
続いては可愛らしいヤングペガサスの商品をご紹介します。
Jim Shore氏の手掛けたアンティーク調のどこか懐かしい小さなペガサスです。
パープルをアクセントに可愛らしくデザインされています。贈物やコレクションとしておすすめします。
★禿山の一夜:モデスト・ムソルグスキー
「FANTASIA 」が怖いと言われる章です。
★アヴェ・マリア:フランツ:シューベルト
最後は「アヴェ・マリア」とストーリー、音楽、映像を全て連結させた大きな物語になっている序章「禿山の一夜」。
魔王チェルナボークが魂を呼び寄せる描写から始まる重厚な章暗黒世界の邪悪なパワーを音楽と共に芸術的に表現しています。
「禿山の一夜」から流れるように続く最終の章「アヴェ・マリア」では、善なる光の世界を幻想的な映像と柔らかな楽曲が相乗効果を発揮し、素晴らしい芸術的な美しさを感じさせてくれ、「FANTASIA 」の幕が閉じます。
1940年代に斬新な立体音響システムを取り入れた事で、後の映画史を変えたと言われる「FANTASIA 」。
多様なアニメーション手法が使われ、Disneyならではの色彩の美しさと、クラッシック名曲で感動を与えてくれる映画になります。
そんな素晴らしい「FANTASIA」の作品を飾って、Disneyの夢の世界を演出してみませんか?