WDCCとは
Walt Disney Classic Collection (WDCC) と言われる陶器で出来たフィギュアのシリーズです。
ディズニースタジオが直接手掛けたクオリティー高い作品で、
ディズニーフィギュアをコレクションしている方にも満足して頂ける作品です。
今回はWDCCが出来上がるまでの工程をご紹介いたします。
スケッチのコンセプト
アニメーターや映画に携わった人たちによって話し合いが行われ、作品が決められます。何百もの参考資料からアーティストは彫刻するため、ポーズや角度を変えながらスケッチします。
眉毛のラインや動きを出すための洋服のラインなど細部にわたるまで何度も修正が加えられます。
彫刻
決定した図面が彫刻家に移動します。
粘土を使って型作りを行います。このキャラクターがあらゆる角度から見てどのように見えるかアニメーターと共に話し合い、最終的なフォームに仕上げていきます。それまでにこの段階でも何度も修正が加えられます。
ホワイトウェアを作成
決定した粘土の彫刻を切り取り、各部分の石膏型が作られます。
彫刻が複雑になればなるほど、より多くのパーツが必要となります。
多い物では40点ものパーツで構成された作品もあります。
液体粘土を型に流し込み組み立て、半透明の*釉薬(ゆうやく)を吹き付けレンガ窯で焼き付けし、ガラス張りのホワイトウェアが作りだされます。
その後、ホワイトウェアは黄色の塗料で塗装されます。
※釉薬(ゆうやく)…陶磁器の表面を覆うガラス層のこと
色付け
ディズニーアーティストは映画のオリジナルカラーを使用してホワイトウェアに手作業で塗装します。
それぞれの色付け作業によりフィギュアに命を吹き込こむことで、まるで映画からキャラクターや風景が飛び出してきたかのような仕上がりになっていきます。
また、アーティストはカラーによって熱に対して異なる反応をするため、カラーが完全に複製されるように研究をする必要がありました。
プラスの作業
最後に、作品によっては貴金属、クリスタルまたは吹きガラスなどが作品に追加されます。追加されることによりストーリーとキャラクターのインスピレーションを膨らませます
仕上げ
各作品にはWalt Disney Classic Collectionと制作年が分かるバックスタンプが付けらています。作品には限定作品とオープンエディションがあります。限定品の中には期間限定や数量限定などがあり、イベント、コンベンションなどの特別なものも販売されました。作品の底面に限定数・シリアルナンバー等が印字されたものもあります。
オープンエディションの作品におきましても、数年後には「リタイア」となります。
リタイアした作品は石膏型が破壊されるため、二度と再現することが出来ません。その為、一層近年の入手を困難なものとしています。
WDCCシリーズについて、ご紹介させて頂きました。
WDCCシリーズはたくさんのコレクターやディズニーファンに惜しまれながらも、2012年に制作を終了してしまったシリーズです。
そんなWDCCの作品がエドム帝国ホテルプラザ店に大集結中でございます。
この機会に店頭へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
WDCCフェアに関してはこちらから
皆様のご来店、心よりお待ちしております。